ナギの整理箱

日々考えたことを書きます。

久しぶりにどうしようもない恋愛もどきをした

どうしようもなかったです。

この記事はそのうち消すと思いますが、いまは一旦吐き出させてください。

 

私は精神疾患を抱えていますが、それを差し引いてもいわゆる恋愛的な意味でのメンヘラです。寂しがりやから始まって、すぐに相手に依存するし、メサイアコンプレックスを暴走させて尽くしたがります。

 

大学生の時にメンヘラな男性とお付き合いして共依存傾向が強くなったことがあります。そんな状態を続けている自分が嫌で、縛られている自分が嫌で、何ヶ月もかけて、もつれにもつれさせて別れた経験があります。

 

それからは、いわゆる依存傾向の強い、典型的なメンヘラ男性に出会うことはあまりなく暮らしてきました。

しかしそれが、久しぶりに引っこ抜いてしまい初手から感情がもつれました。メンヘラって怖いですね。

 

事の発端は1通のDMでした。私がメンヘラを暴走させているアカウントに、「親とのもやもや、婚活の話、趣味の話まで、ツイートにとても共感した。お話ししてみたい」とメッセージが来ました。

 

しばらくして、初めてスペースで話をしました。聞けば大学時代の行動範囲もとても近く、何から何まで妙に話が噛み合い、盛り上がりまくって毎日2〜3時間は話していました。それがおそらく1〜2週間続き、初めて会うことになりました。

このとき、盛り上がりまくった私は、他で進めていた婚活がおろそかになってきており、さらに、過大な期待をしたまま会いに行ってしまいました。

 

この時初めて向こうの恋愛の話を詳細に聞きました。彼は聡明でとても論理的に話すので、最初はそうは感じられなかったのですが、依存傾向の強いメンヘラという自覚があったようです。ただ、寂しさや承認欲求から依存する私とは少しタイプが違う感じでした。別れる時に「あなたと付き合ってると疲れる」と言われるのが鉄板だと話していました。また、私と同じように、相手を救おうとメサコンが発動するタイプでもあったようです。

 

「僕が傷ついているときに一緒に傷ついてくれる人が好き」

 

分かりますか?とんでもメンヘラ語録に加えたい言葉ですね。どう考えても地雷案件だと思うんですけど、わかる人にはわかると思いますが私はこういうタイプの高学歴メンヘラが大変好みです。二村ヒトシさんの著書に「心の穴」という言葉が登場しますが、これがいわゆるお互いの心の穴をほじくりあってるメンヘラの図です。

 

会う前から完全に気が動転していましたが、会ってますます気持ちが暴走した私は、このまま帰ったら悶えてしぬと思ったので、帰り際に今の気持ちを正直に全部話しました。

 

彼の回答としてはこんな感じでした。

「考え方から恋愛経験まで、あまりにも共通点が多すぎる。こんなに話せる人はそうそう出会えないからご縁を大事にしたい。『Twitterで出会ったやばい男』枠ではなくて、まずはちゃんと線引きのできる友達になりたい。」

「いまこのまま勢いで突っ込んで、傷つけてしまいたくない」

「期待させてしまって本当に申し訳ない」

 

こんな感じでぺしゃって帰路についています。書いてて少し冷静になってきました。久しぶりに引っこ抜いた高学歴メンヘラだったのであまりにも性癖に刺さってしまい気持ちをコントロールすることができていませんでした。彼のほうが割と冷静でした。

 

頭がカッとなっててあまり詳細を思い出せないのですが、彼の中でのメンヘラ論理を綺麗に言葉にして表現してくれるので、それがとても面白すぎて途中ビシビシ刺さってました。

久しぶりに恋愛魔窟で遭遇したメンヘラ。刺さったダメージがでかいのでちょっと一旦婚活や恋愛を考えるのやめたいです。どうして私ってこういう男が好きなんだろうね、書いててアホらしくなってきますね。二村さんの本読み返したほうがいいね。

久しぶりに刺激された心の穴は乾き切って涙も出ません。拗らせたアラサーの恋愛って感じで苦しいけどエモさすら感じる。

以上、愛すべきメンヘラたちの恋愛もどき劇場でした。