ナギの整理箱

日々考えたことを書きます。

明日カノドラマを今更見た話

深夜に明日カノを見るのはマジで精神に良くない。そう思いながらも止まらず見まくってしまい、感想を書かずにはいられなくなってしまった。

 

※最初に釈明しておきますが、私はパパ活や夜職の経験は無いです。ただ、それをやってしまう女の子たちの精神状態にはかなり共感したので、そういうことを書いてます。

 

明日カノは主人公それぞれの闇に焦点が当たるけど、特に見ていて苦しくなったのは以下3人。

・寂しがりやの「リナ」

・居場所を求める「萌」

・依存度の強い「ゆあ」

 

リナについて。リナの特に共感したところは「寂しさを男で埋めてしまう」「でもその直後に言いようのない虚無感に襲われる」のあたり。

自分の20代前半を見てるみたいでめちゃくちゃ頭抱えた。

何故、男で埋めようとしてしまうんだろうか。

アラサーにもなった今なら、絶対やってはいけないことだと分かるのだが、若い頃はどうしてそのような走り方をしてしまうんだろうか。

さみしい。甘えたい。さみしい。そういう感情がとめどなく溢れ出てきて、自分では制御がきかないのだ。もはやそれは病的なのだ。病気なんじゃないかと思う。

「寂しさを男で埋める」をやり続けると、恋愛がバグる。寂しさを埋めたいだけなのか、将来を考えたいのか、目的も曖昧になってきて、自分でもよくわからなくなってくる。結果、よくわからないお付き合いをしては別れるを繰り返して疲弊すると思っている。

ドラマではどこまでやっていたか分からないが、リナは雄大という彼氏ができても、パパ活をやめられずに、結局別れてしまうらしい。パパ活はお金のためなんだろうなとは思うが、お金が手に入る最短ルートを見つけてしまうと、人間それをやめるのは難しくなるんだろうな。

 

萌について。萌の事例は、「あ、私がホストハマったらこうなるんだろうな」を見てるみたいだった。ホストの楓が巧みに萌の人間的な弱さに漬け込んできて、聞こえのいい甘い言葉だけをかけて、どんどん沼に引き摺り込んでいく様子は、見ていて本当にゾッとした。シェアハウスにいた時、私をホストクラブに誘ってきた女がいたが、マジで行かなくて良かったと思った。

萌が風俗をしている時の描写も、見ていて本当にキツかった。私は風俗で働いたことがないけれど、男の人が自分のことを性の道具としてしか見ていない時のあの冷たい目線は、「知っている」と思った。同じ人間とは思えなくなるし、あの目線に長時間晒されたら男の人のこと二度と信用できなくなると思う。

特にキツかったのは、萌が制服を着させられて「こんなのお母さんに見せられないね〜!!お母さんごめ〜〜ん!!!」と煽られながら動画を撮られるシーンだ。生々しくて吐き気がした。でもこれは、ただのドラマの演出じゃない、現実にあることだと何となくわかる。こういう性癖は理解に苦しむけど、それもまた男性側の闇なんだろうなと思う。そういう性癖を「処理」しているセックスワーカーの人たちの仕事は、本当にしんどいし、大変なものだと思う。脱げば稼げるとかそんな生ぬるい世界じゃないこともわかる。

 

最後に、ゆあについて。私はホストにハマったことはないけど、1人の人間にどっぷり依存してしまった時の、どうにもならなさ、苦しさが痛いほど思い出させられた。

返事が返ってこない、それを待つ1分1秒のなんとしんどいことか。依存先の相手から連絡を断たれたときの、生きている心地のしなさ…。

大人になって、これほど人生でもったいない時間はないなと思い知らされた。

 

おまけ。

あやなについて。あやなは光晴と別れるときのカミングアウトのシーンがめちゃくちゃキツかったな。「整形は努力じゃない」の言葉も突き刺さった。見た目が良かったから自分からナンパしたくせに、今さら何を言うんだろうという感じだったけど。まあ結局見た目なんだよね。

 

思いつくままにいろいろ書いてみたけど、人と感想共有したいな。少しでも感情移入しちゃったわ〜って人とはかなり気が合いそうなのだが…。

 

そんな感じで。